東京オリンピック(五輪)に臨むサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の広瀬統一(のりかず)フィジカルコーチ(46)が30日、オンライン取材に応じ、コンディション調整や暑さ対策に言及した。

1次リーグ初戦は7月21日のカナダ戦(札幌ドーム)。7月4日まで続く関東での合宿を「強化期」と位置付け、その後は強度を維持しながら練習量を調整する「最終調整期」に入る。

広瀬コーチは「初戦でしっかり勝ち点を取ることができないと、その先につながらない。カナダ、第2戦でしっかりパフォーマンスを出せることが第1の目標。ピークをカナダ戦、第2戦に持っていく」と見通しを明かした。

1次リーグの会場は札幌と宮城。比較的涼しいとみられるが、準決勝は横浜か鹿島、決勝は国立と一気に気温が上がる。

広瀬コーチは「対策は決勝、準決で重要」とし「いかに体温を下げ、脱水をしないかが大きなポイント」と話した。

飲水では、タイミングと量に重点を置き、試合では身体を冷却するため、ハーフタイムに用具を使って体温を下げる準備も進めている。

広瀬コーチは「飲水、身体冷却、そこを総合的に準備することが大事」と話した。