東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)が、昨年8月の白血病からの復帰後初めて200メートル自由形に出場した。予選8組8レーンで前半を1分0秒58で折り返して、2分8秒44で同8着。大学生以上のカテゴリーで16位となり、上位10人による決勝を逃した。

同組には大橋悠依、酒井夏海、白井璃緒、池本凪沙がおり、池江も含めて5人が日本代表選手という豪華な予選8組となった。

池江は200メートル自由形で日本記録1分54秒85を持っている。今大会は日本代表活動の一環として出場。五輪での出場種目ではないが、復帰後では最長となる200メートルのレースで泳いだ。

西崎コーチは「200メートルは復帰後初なので、今回は今後に向けて状態を確認するために出場しました。200メートルは練習もしておらず、正直、手探りな状態でしたが、これをきっかけにスタートしていきたいです。100メートルのターンで思ったよりも体が上がらなかったことが確認できたので、今後に向けてやっていきます」とコメントした。

池江は4月の日本選手権で100メートルのバタフライと自由形でリレー代表として選考基準を突破している。

5月9日に短水路(25メートルプール)で行われた「千葉県水連公認大会」に出場。1日6レースを泳いでいた。今大会は4月の同選手権以来となる長水路(50メートルプール)でのレースだった。

大会最終日の23日は、専門外の100メートル背泳ぎにエントリーしている。