東京オリンピック(五輪)代表の萩野公介(27=ブリヂストン)が、五輪本番の午前決勝を想定して、200メートル個人メドレーを泳いだ。26日に同種目を2本泳いで、この日は本番を見据えて、午前に1本を泳いだ。前半を55秒70で折り返し、2分0秒70でフィニッシュした。萩野が持つ日本記録は1分55秒07。

東京五輪の競技スケジュールは、夜に予選→翌日午前に準決勝→翌々日午前に決勝となっている。前夜からの短い時間で、疲労回復とレースの準備をテーマにしていた。萩野は「体が動かない感じだった。今日が100%の実力じゃないと思っていますが、タイムが遅い。状態は50~60%ぐらい。残り1カ月で、大胆にやっていっていい準備をしたい。今日の経験で具体的にイメージができるのでよかったと思う」。五輪前最後のレースは、納得の泳ぎではなかったが、あくまで本番を見据えていた。