国際テニス連盟(ITF)は9日、21年に延期になった東京オリンピック(五輪)テニス競技、東京パラリンピック車いすテニス競技の代表選考方法を発表。選考基準になる世界ランキングの発表時期が、20年6月8日から、21年6月7日に変更されただけで、それ以外は、全く変更はなかった。

テニス競技は、21年6月7日発表の世界ランキングで、1カ国最大4人の計56人がシングルス代表に選ばれる。テニス競技は、男女のシングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目で、シングルスは各64人、ダブルスは各32組、混合は16組が出場できる。

車いすテニスは21年同日の世界ランキングで、1カ国最大4人、男子は計40人、女子は計22人が選ばれる。すでに、18年のアジアパラ競技会で、男子の国枝慎吾、女子の上地結衣がシングルスで優勝し、出場権を得ている。

世界ランキングのポイントを獲得できる世界ツアーは、テニス、車いすテニスともに7月末まで開催されず、再開時期も未定のままだ。