東京オリンピック(五輪)・パラリンピックの聖火リレーが26日、福島県内で行われ、福島市区間のゴール地点となった福島県庁前の駐車場で出迎えた観衆が、密状態となった。

柵の前に何重にも人だかりが出来て、カメラやスマホで撮影する人が殺到した。ランナーが到着すると、さらに周囲から人が集まり、さらに加速。ゴールの瞬間は自粛を求めている歓声も「ワア~!」「キャア~!」と、短時間ではあるが沸き起こった。

現場で担当していたスタッフは「かなり人が集まってしまうことは想定していたのですが…。なるべく肩が当たらないように工夫をして、ソーシャルディスタンスをとったつもり。小学生なども来ていたので、階段を使ってもらったり。警備の人数も増やしました」。対策を練ってはいたが、聖火リレー2日目にして、1カ所に約500人が集まってしまう結果となった。