男子フリースタイル74キロ級で乙黒圭祐(23)が昨年の世界選手権代表の奥井真生(24)を5-2で下して、東京オリンピック(五輪)代表に内定した。弟で同65キロ級代表の拓斗(21=山梨学院大)と兄弟で五輪に臨む。

乙黒圭は昨年末の全日本選手権に勝ち、プレーオフ出場権を得た。世界選手権で5位に入り出場枠を獲得してきた奥井と一騎打ちで雌雄を決した。

70キロ台の階級は、五輪では96年アトランタ大会で太田拓弥が3位になって以降は低迷している。母国五輪で24年ぶりのメダルに挑む。