東京オリンピック(五輪)のレスリング男子グレコローマン60キロ級代表文田健一郎(25=ミキハウス)は大会の開幕100日前となった14日、「東京の金メダルへの気持ちをさらに強くして、100日過ごしていきたい」と誓った。

この日、都内で行われた、レスリングなどの日本選手団が着用するアシックス社のユニホーム発表会見に出席。五輪ユニホームの着心地を問われると、「あらためて、思いが引き締まる思い。体へのフィット感が高まり、構えやすくなった。体の動かし方を邪魔しない」と話した。自国開催の五輪が決まった13年秋から、「金メダルだけを目指して取り組んできた」。1年の延期期間で「東京五輪の開催に対しても、競技への向き合い方にもネガティブになった場面もあった」というが、今は高いモチベーションを持って、日々の練習に取り組めている。19年の世界選手権王者は「気持ちを切らさなければ、おのずのと他の課題も克服していけると思う」と力を込めた。