レスリング女子68キロ級東京五輪日本代表で、2連覇を狙う土性沙羅(26=東新住建)が「こだわり」を捨てた。19日、代表合宿中の都内でオンライン取材に応じ「理想は正面タックルですが、それにばかりこだわらずに」と見据えた。リオデジャネイロ五輪で金メダルの後は肩の手術もあり、飛び込むことへの恐怖心があった。1年延期で「それ以外での手取り、片足もある」と攻撃の幅を増やす決断をしてきたという。同76キロ級代表の皆川博恵(33)は「開幕も近づいてきて、私自身も少しずつ緊張感を持った生活をしている」と引き締まった顔で述べた。