
【威風堂々】ダル―大谷の系譜継ぐ 伊藤大海の勇ましい言葉たち/ホープに聞く〈2〉
今季、新球場「エスコンフィールド北海道」が開業する日本ハム。投手陣の中心として期待される伊藤大海投手(25)が、インタビューで本拠地の印象や、WBCへの思いなどを語りました。侍ジャパンでは、パドレス・ダルビッシュ有投手(36)、エンゼルス大谷翔平投手(28)の球団OBとチームメートになり、14年ぶりの世界一を目指します。
プロ野球
◆伊藤大海(いとう・ひろみ)1997年(平9)8月31日、鹿部町生まれ。駒大苫小牧2年春にセンバツ出場。駒大進学も1年秋に退学。17年、苫小牧駒大に再入学。2年春、4年秋にMVP。18、19年大学日本代表。20年ドラフト1位で日本ハム入団。21年3月31日西武戦でデビューし、初登板から23イニング連続奪三振の新人タイ記録。東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得に貢献した。昨季は球団15年ぶりの新人2桁勝利となる10勝9敗でパ・リーグ新人特別賞を受賞。176センチ、82キロ。右投げ左打ち。4400万円増の年俸8500万円で3年目の契約を更改。
「運命的なこと」「責務がある」
――新球場に入った印象は
いやぁ、芝が球場に入ってから初めて行ったので全然、雰囲気も変わっていて。本当に球場という感じ。なんか、独特な感じがありますね、緊張感とか、見た感じですけど。
――マウンドに立つ姿はイメージできましたか
いや、イメージわかないです。だから、なんかちょっと独特だなと。ある程度のところって、見た感じで、自分が立っている感じが想像がつくんですけど。今までにない感じだからこその感覚だったかなと思います。はい。
――実際にマウンドに立っていないから
まあ、それももちろん、ありますけど。
――ダルビッシュ投手、大谷選手の壁画の前に立って撮影した
すごいっすよね。あこがれてきた選手。後輩というか、北海道出身で新球場のスタートに携わることができるっていう。さっき(同じ北海道出身の)今川さんとも話しましたけど。これは運命的なこともありますし、それだけの責務が僕らにはあると思うので。はい。もちろんそこで、強いファイターズを取り戻す。その主軸として、やっていけたらなという話をしました。
――今川選手とはそんな話だったんですね
そうですね。感慨深いねぇ、みたいな話をしてました。
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