【言霊作戦】ハム新選手会長・松本剛 ビッグボスとの縁で大脱皮/ホープに聞く〈9〉

新球場エスコンフィールドの開業で、新時代のスター誕生が待たれる日本ハム。30日は楽天との開幕戦が1カードだけ先行開催されます。「ホープに聞く」では、昨季プロ11年目で初めて首位打者のタイトルを手にし、今季から選手会長を務める松本剛外野手(29)のインタビューをお届けします。新庄剛志監督(51)との出会いが「優等生」の考え方に変化をもたらしました。

プロ野球

◆松本剛(まつもと・ごう)1993年(平5)8月11日、埼玉県川口市生まれ。帝京では09年夏、10年春、11年夏に甲子園出場。3年時には主将を務めた。11年ドラフト2位で日本ハム入団。13年10月4日ソフトバンク戦でプロ初出場。17年アジアプロ野球チャンピオンシップ日本代表。22年は3割4分7厘で初の首位打者に輝いた。プロ通算446試合に出場し、打率2割8分1厘、10本塁打、101打点。帝京OBで、オフはテレビ朝日系「夢対決2023 とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」の「リアル野球BAN」にも出演した。180センチ、81キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸8600万円。

「半々な自分がいたんです」

――昨季、プロ11年目で首位打者のタイトルを獲得した。オフはイベントやテレビ出演に大忙し。周囲や自身の変化は

うれしいことに沢山イベントに呼んでもらった。こういうオフを毎年過ごせるようになりたい。期待値という部分では去年より高くなっていると思うし、求められるレベルが上がっているので、レベルアップしないと。

大みそかに行われたオートレースの最高峰、SS王座決定戦のプレゼンターに。タイトルホルダーならではのオフを過ごした=2022年12月31日、川口オート

大みそかに行われたオートレースの最高峰、SS王座決定戦のプレゼンターに。タイトルホルダーならではのオフを過ごした=2022年12月31日、川口オート

何年もレギュラーを張っている一流選手って、しっかり開幕に標準を合わせてくる。僕は、まだまだ。オープン戦の間、半々な自分がいたんですよ。「いけるだろ」っていう自分と「大丈夫かな」っていう自分が。

本文残り67% (1609文字/2392文字)