【開花近し】楽天・黒川史陽アップデート中!「自信はあります」/ホープに聞く〈5〉
楽天のホープの花が咲きつつあります。4年目の黒川史陽内野手(21)が、沖縄・金武町での春季キャンプ中にインタビューに応じ、今季にかける思いを語りました。智弁和歌山では5季連続で甲子園に出場。4年目の今季はキャンプ、実戦とアピールを続け、ブレークの兆しを見せています。オフ期間に下した決断や、新たな試み。好調の秘訣に迫りました。
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絶好調!満弾&4の4
黒川は今春の練習試合8試合で25打数13安打の打率5割2分、1本塁打、9打点と絶好調。2月21日DeNA戦(宜野湾)では大貫から満塁本塁打を放ち、翌22日の中日戦(北谷)では4打数4安打3打点をマーク。
パンチ力と確実性が上がってきた。レギュラー奪取へ向けて、オープン戦でも順調にアピールを続けている。
◆黒川史陽(くろかわ・ふみや)2001年(平13)4月17日生まれ、奈良県出身。小学校入学前から河合フレンズで野球を始める。河合一中では泉州阪堺ボーイズに所属。智弁和歌山では1年夏から5期連続甲子園出場。19年ドラフト2位で楽天に入団。20年9月4日オリックス戦で初出場、初打席で犠飛を放ち初打点。21年6月4日広島戦でプロ初本塁打をマーク。実家は奈良・王寺町でバッティングセンター「王寺ドームスタジアム」を経営している。182センチ、86キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸780万円。
――これまでの仕上がりは
体の部分ではすごくいい感じで。あとはピッチャーのボールにどう対応できるかという感じです。
――キャンプのテーマにしてきたことは
今年は周りの方々、先輩たちにすごい方々がいられるので、そういう先輩たちを気にしすぎず、自分にできることを全力でやろうと思ってやっています。
――これまで周りを気にしすぎていた
そうですね。周りを気にしすぎて。今年は阿部さん(中日からトレード移籍)が入られて、周りにすごい先輩がいるので、自分も頑張らないとと思って。自分を見失うことが結構あるので、今自分のやれることを増やしていきたいと思ってやっています。
――タイミングの取り方を課題に挙げていたが、このオフはどのように取り組んできたか
打つポイントを、できるだけ正確性を上げるためにやってきたので。強い中で今は正確な打球を打てるように今やっています。始動を早く。自分が一番、力強く振れるタイミングで。
――下半身を意識して打っている
上半身が結構力みやすくて、下半身を使ってできなくなってくるので、できるだけ下半身を使っていく。守備もバッティングもそうですけど、いろんなことを下半身使ってやるということを意識しています。
中村晃は妥協しない、手を抜かない
――オフはソフトバンク中村晃選手と自主トレ。そのきっかけは
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