DeNA京田陽太にシャッターを向けると…この笑顔 大きく手まで振ってくれる快男子

田村藤夫氏(64)の「プレミアムリポート」は、昨年中日からDeNAにトレードで移籍したプロ8年目、京田陽太内野手(29)です。田村氏が中日コーチ時代にルーキーだった京田と面識があり、久しぶりの対面となりました。冒頭のあいさつから、田村氏が突っ込みを入れるなど元コーチと選手の良好な関係性が感じられるインタビューとなりました。日ごろは丁寧な言葉が多い田村氏ですが、気心が知れた京田選手には、より親しみをこめ、砕けた雰囲気になっていることも、今回のインタビューの特徴となりました。

プロ野球

◆京田陽太(きょうだ・ようた)1994年(平6)4月20日、石川県生まれ。青森山田では1年春から遊撃でレギュラー。日大では3年秋にベストナイン、4年時は主将。16年ドラフト2位で中日入団。1年目の17年に149安打を放ち新人王。18、20年全試合出場。22年オフ、砂田毅樹とのトレードでDeNA移籍。通算793試合出場、23本塁打、190打点、打率2割4分5厘。184センチ、90キロ。右投げ左打ち。推定年俸5000万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

撮影・田村藤夫

撮影・田村藤夫

「はい、お元気です」

田村氏久しぶり! お元気ですか?

京田はい、お元気です。

田村氏自分でお元気って…

京田エヘヘヘへ。

田村氏今のところ、順調か?

京田はい、順調です。

田村氏そうか!

京田去年は移籍してきたばかりで、右も左も分からない中でした。ちょっと、すごく、気を使いながらやっていましたけど。

田村氏うん、うん。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。