【鷹→竜】上林誠知との再会「張り切りすぎて脇腹やっちゃったのか?」「ウフフフ」

田村藤夫氏(64)の「プレミアムリポート」。3月下旬にナゴヤ球場を訪ね、ソフトバンクから中日に移籍した上林誠知選手(28)に話を聞いてきました。昨年末に戦力外通告を受け、現在は中日で懸命な日々を過ごしています。田村氏がソフトバンクのコーチ時代に交流があり、久しぶりの再会となりました。中日で結果を残そうと必死にトレーニングに取り組む胸中に迫っています。

プロ野球

◆上林誠知(うえばやし・せいじ)1995年(平7)8月1日生まれ、さいたま市出身。仙台育英では春夏合わせて3度の甲子園出場。13年ドラフト4位でソフトバンクに入団。18年に全試合出場を果たし、自己最多22本塁打。19年4月29日の日本ハム戦でパ・リーグ平成最後の本塁打を放った。22年は5月に右アキレス腱(けん)断裂の大けがで離脱し、33試合出場にとどまった。23年のシーズン終了後に戦力外通告を受け、中日に入団。23年までプロ通算602試合で打率2割4分2厘、57本塁打、203打点。185センチ、90キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸2000万円。


◆田村藤夫(たむら・ふじお)1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受けたが、日本ハムに残留。96年オフには、ダイエー(現ソフトバンク)王監督から直接電話を受け、移籍を決断した。07年からは、中日の落合監督に請われ入閣。捕手としてONと落合氏から高く評価されたが、本人は「自分から人に話すことではない」とのスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。@tamu2272

「もう大丈夫です」

田村氏久しぶり!

上林田村さん、こんにちは。お元気そうですね。

田村氏元気じゃないよ。お前は?

上林はい、もう治ったんですが、少し前にちょっと脇腹(右)を痛めまして…

田村氏なんだよ、大事な時に…。

上林はい、そうなんです。でも、もう大丈夫です。治りましたから。そこまで時間がかからなかったので幸いでした。

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1959年(昭34)10月24日、千葉・習志野出身。
関東第一から77年のドラフト6位で日本ハム入団。93年に初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。
93年オフ、巨人長嶋監督からFA移籍でのラブコールを受け(日本ハムに残留)、96年オフには、当時の王監督(現会長)から直接電話でダイエー(現ソフトバンク)移籍を決断。07年から中日落合監督に請われて入閣した。
ONと落合氏から高く評価された捕手だが、田村氏はそうした経緯について「自分から人に話すことではない」というスタンスをかたくなに守る。42年間のプロ野球生活を経て解説者に。プロ通算1552試合出場、1123安打、110本塁打。