【巨人マレク・フルプ】NPB初チェコ選手 4の0も母の前で歴史的1軍デビュー

巨人マレク・フルプ外野手(26)がNPB史に残るデビューを飾りました。7月12日、チェコ出身では初の支配下登録選手となると、1軍合流即スタメンに抜てきされ、DeNA戦(横浜)で7番右翼で晴れ舞台に立ちました。米独立リーグを経て昨秋に入団テストに合格。育成選手として2軍で結果を残し、野球がマイナースポーツの欧州の小国からつかんだ〝ジャパニーズドリーム〟となりました。結果は4打数凡退も、休暇を利用して母国から訪れていた母ズザナさんにもその雄姿を見せました。

残念ながら、その後「左有鉤(ゆうこう)骨鉤骨折」が判明、同17日に出場選手登録を抹消されました。再び1軍に戻ってくる日が待たれますが、12日の試合前に行われた入団会見、試合後のインタビュー、そしてズザナさんとの一問一答をお届けします。

プロ野球

◆マレク・フルプ1999年1月9日、チェコ共和国生まれ。高校卒業後に渡米。ノース・グリンビル大では5シーズンで39本塁打。23年から北米独立リーグのレイクカントリー・ドックハウンズに所属し、通算114試合出場、400打数110安打、16本塁打、68打点、打率2割7分5厘。23年WBCではチェコ代表入り。3月11日の日本戦で佐々木朗希から二塁打をマークした。今季イースタン・リーグでは育成選手として66試合、打率2割6分5厘、4本塁打、29打点、8盗塁。193センチ、99キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1200万円。

★主な内容

〈1〉ファンが付けたニックネーム「マシン」に感謝

〈2〉巨人の選手としての夢は…長くプレーしたい!

〈3〉母ズザナさんが明かす、実は去年限りで…

7月12日、支配下契約を結び、試合前に笑顔でガッツポーズする巨人フルプ

7月12日、支配下契約を結び、試合前に笑顔でガッツポーズする巨人フルプ

「自分はファイブツールの選手だと思いますので」

★7月12日、横浜スタジアムでの練習前に会見

―今の心境を

とても幸せです。楽しみにしています。今まで自分が頑張ってきて、支配下を勝ち取れましたので、これからがとても楽しみです。

―支配下を目指してどんな思いでプレーしていましたか

来日してから8カ月間ぐらいたっているんですけれども(実際は昨年9月に来日しており約10カ月)、自分なりにはもう本当に必死でやってきまして、大変な2軍の生活もあったんですけれども、ベストを尽くしてようやく支配下になれまして、本当に良かったと思います。

日本の野球にアジャスト、適応することを頑張りながら、考えながらやってきました。これからの自分がやってきたことを、どういう風に1軍で発揮できるのか非常に楽しみです。

―1軍で発揮したいプレーは

自分は今、改善しないといけないところがたくさんあると思います。今まで2軍でやってきた通り、同じことを1軍でも一生懸命やっていくことが全てだと思います。

自分はファイブツール(ミート力、長打力、走力、守備力、送球力)の選手だと思いますので、攻撃面でも、また守備の面でも全力を尽くして自分の必死さ、タフさを見せていきたいと思います。

23年3月、WBC1次ラウンドでチェコ代表として日本と対戦、佐々木朗希から二塁打を放つ

23年3月、WBC1次ラウンドでチェコ代表として日本と対戦、佐々木朗希から二塁打を放つ

「あまり人気ないチェコの野球 自分の活躍で…」

―チェコでも盛り上がっていますか

本文残り69% (2124文字/3097文字)

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて17年。25年4月に初の異動で野球部へ配属となりました。競技経験はありませんが、現在は息子が通う少年野球チームで“球拾い”コーチとして奮闘中。記者としても、様々な話題を拾います。ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。クラフトビール好きです。