【巨人丸佳浩】プロ19年目36歳の実に良い「間合い」に学びあり 後輩との距離感

野球チームも組織です。先輩、後輩の人間関係が会社のように存在します。記者は巨人丸佳浩外野手(36)の若手選手との距離間に、一社会人として学ぶところがありました。自主トレ期間中から春季キャンプへ。通算2000安打まで残り71本に迫るベテランが考える、付き合い方とは。

プロ野球

★丸佳浩が語った主な内容

  • 「蹴落としてでも」という雰囲気が嫌だった理由
  • 中山礼都に伝えた打席準備の心得とは
  • ハラスメント時代に「染みる」言葉の伝え方

◆丸佳浩(まる・よしひろ)1989年(平元)4月11日、千葉県生まれ。千葉経大付高から07年高校生ドラフト3巡目で広島入団。10年9月12日の巨人戦で1軍初出場。13年に盗塁王とゴールデングラブ賞を初受賞。16年からリーグ3連覇に「タナ・キク・マル」の中軸として貢献。17年は最多安打を獲得しセ・リーグMVP。18年は打率3割06分、39本塁打、最高出塁率のタイトルを獲得し、2年連続MVP。FAで19年から巨人に移籍。ゴールデングラブ賞7度(13~19年)、ベストナイン6度(14、16~20年)。19年プレミア12日本代表。25年8月19日のヤクルト戦でサイクル安打。今季推定年俸2億円。177センチ、94キロ。右投げ左打ち。

2月17日練習試合、巨人対ロッテ 5回裏巨人無死、死球を受ける丸

2月17日練習試合、巨人対ロッテ 5回裏巨人無死、死球を受ける丸

2月17日練習試合、巨人対ロッテ 3回裏巨人無死一、二塁、丸は左前適時打を放つ

2月17日練習試合、巨人対ロッテ 3回裏巨人無死一、二塁、丸は左前適時打を放つ

準備整えての初実戦 「間合い」への対応を語る

2月17日の練習試合ロッテ戦。

今季初実戦に臨んだ丸は、3回の第2打席、3回無死一、二塁でロッテ吉川の直球を左中間への先制適時打とした。

2月1日に宮崎キャンプが始まってから、実戦出場のタイミングは任されていた。

準備が整っての出陣。

いわゆる「生きたボール」を久々に振り抜いた感触を聞かれ、こう返した。

「まずはいろいろな間合いの投手がいるので。間合いとはモーションも含めて、投球間隔とかも、ですね。さまざまな投手に合わせていくのは、なかなか練習ではできない。そういった所は試合に出ながら対応していくことをやらないといけないので」

打席ではあらゆる「間合い」に対応できるように工夫をこらす。

ストライクゾーンを平面で考えるのではなく、奥行きを持って考えながら、日々のティーバッティングから多様な打ち方を試す。

打者対投手、そこに生じる「間合い」というキーワードを耳にして、この自主トレ期間の丸の姿から感じてきた「間合い」のイメージも合致した。

それは人間関係、特に年下との付き合い方に対して。

本文残り77% (3053文字/3974文字)

2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて17年。25年4月に初の異動で野球部へ配属となりました。競技経験はありませんが、現在は息子が通う少年野球チームで“球拾い”コーチとして奮闘中。記者としても、様々な話題を拾います。ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。クラフトビール好きです。