【りくりゅうの言葉〈21日〉】WBC大騒ぎにツッコミ「日本語で喜べよ」／一問一答

フィギュアスケートの世界選手権は22日、さいたまスーパーアリーナで開幕します。

初優勝すればグランプリ（GP）ファイナル、4大陸選手権と合わせた日本初の「年間グランドスラム」達成となる三浦璃来（21）、木原龍一（30）組（木下グループ）が、前日の公式練習後に取材に応じました。会場ごとに細かく確認する事、スピンがシンクロする理由、同会場だった10年前の全日本選手権で「最速記録」を作った木原選手の思い出と感慨深さ、この日行われたWBC観戦中に響いた絶叫まで。2人の掛け合いが息ぴったりの「りくりゅう節」をお届けします。

フィギュア2023.03.21 19:30

阿部健吾

〈世界選手権：3月22日ペアSP、23日同フリー〉

談笑する「りくりゅう」三浦璃来（右）木原龍一組

練習に臨む「りくりゅう」三浦璃来（左）木原龍一組

練習に臨む「りくりゅう」三浦璃来（右）木原龍一組

完全制覇かかるSP前日、リラックスムード

――昨年2位、今回は日本開催で過去2回とは気持ちも違いがありますか

三浦　いまはただただやってきた練習に自信を持っているので、それを出せるかっていう感じですね。

木原　僕は世界選手権の初めてがこの会場で、10年、10シーズンたったんですけど。最初の大会っていうのは、ものすごく自信がない状態で、いつも正直試合が怖い気持ちがあったんですけども、10シーズンたって、三浦さん、璃来ちゃん、ブルーノと一緒に自信をもって帰ってくること、出場できることになって、緊張感というよりは、うれしい、わくわく感、感謝の気持ちが強いかなと思ってます。

――先ほど抽選で明日の滑走順も決まりましたが、それについてはいかがでしょうか。

木原　そうですね、シミュレーションでも、同じような滑走順をやってきたので、よかったなと思います。

3月21日公式練習　三浦が肩を気にするしぐさ

――今大会タイトルを獲得すると、日本で初の年間グランドスラム達成となりますが、改めて目標と意気込みを教えてください。

三浦　本当に考えすぎずに。自分の中では失敗してもいいから、できることをしっかりやっていこうかなって思います。

木原　過去2大会、しっかり世界選手権でいい演技ができてない。自分たちの後悔に残る演技しかできてないので、今回は試合前からしっかり自信を持てる練習をしてきたので、本番でそれを発揮できたらいいかなって思います。

――練習中に三浦選手がちょっと肩を気にするところがあったのかなと思います。

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阿部健吾Kengo Abe

2008年入社後にスポーツ部（野球以外を担当します）に配属されて15年目。異動ゼロは社内でも珍種です。
どっこい、多様な競技を取材してきた強みを生かし、選手のすごみを横断的に、“特種”な記事を書きたいと奮闘してます。
ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。