高橋大輔「07年オペラ座」が築いた強国の地位 かなだい16年後の続編も道標になる

2年連続の世界選手権で、リズムダンスを11位で終えた村元哉中(30)高橋大輔(37)組(関大KFSC)。高橋にとって、07年以来の母国開催の世界選手権で、演じるプログラムが「オペラ座の怪人」という共通点がある舞台は、そのリズムダンス(RD)の演技など、多くの重なる出来事を感じさせました。

フィギュア

〈世界選手権〉◇3月24日◇さいたまスーパーアリーナ◇アイスダンスRD11位

アイスダンスRDでの演技を終え笑顔で言葉を交わす「かなだい」村元(左)高橋組

アイスダンスRDでの演技を終え笑顔で言葉を交わす「かなだい」村元(左)高橋組

銀メダルで25年ぶり男子3枠に貢献した07年

世界選手権の取材の度に、「枠取り」という単語を書く。

出場人数とその結果によって、来年の各国の出場枠が決まる。

2011年に担当になりたての頃、先輩記者に言われたことを覚えている。

「いまは男子も世界のトップで争っているけど、ちょっと前は世界選手権に1人か2人しか出られない時期も長かったから」。

歴史の勉強のために過去の記事を見ながら、直近の3枠になった世界選手権を調べ、それが東京開催だった2007年の結果だった。

高橋大輔が日本男子の最高位となる銀メダルを獲得した大会で、25年ぶりの男子3枠に大きく貢献し、その後の日本男子の興隆につながっていった。いまや日本男子は世界ランキングの上位の常連となっている。

3年ほど前に担当に復帰して、その事実を忘れかけていたが、今大会で16年前の大会がフォーカスされた。当時の紙面を確認して、開拓者としての高橋の道のりを思い返しながら、会場に入った。

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2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて17年。25年4月に初の異動で野球部へ配属となりました。競技経験はありませんが、現在は息子が通う少年野球チームで“球拾い”コーチとして奮闘中。記者としても、様々な話題を拾います。ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。クラフトビール好きです。