【佐藤駿の言葉】「15分でヘロヘロ」カナダで“ヤバさ”痛感→滑り向上/現地限定 

佐藤駿(20=エームサービス/明治大)がGPシリーズ初優勝から一夜明け、現地メディア限定の囲み取材に応じました。

昨季からアイスダンスで22年北京オリンピック(五輪)金メダルのギヨーム・シゼロンに振り付けを委ねる中、スケーティングとの向き合い方も変化。カナダで感じた「これはヤバい」という思いも糧とし、演技の向上に励んでいます。

今大会の振り返り、GP初優勝を最速で祝ってくれた仲間、自身の4回転ルッツの特性などに触れながら、2季ぶりに出場するGPファイナル(12月5~8日、フランス・グルノーブル)、全日本選手権(同19~22日、大阪)への意気込みも口にしました。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第6戦中国杯>◇11月24日◇中国・重慶

表彰式後、歓声に応える佐藤駿(共同)

表彰式後、歓声に応える佐藤駿(共同)

体が強くなってきた

―フリーの動画は見ましたか

フリーは見ました。

―演技を振り返っていかがですか

滑り始めてから緊張感がすごく抜けていて、ルッツの入る前もできたかなという感じで。フリップは失敗してしまったんですけど、他のジャンプもすごく良かったなと思っています。

男子で優勝し、ポーズをとる佐藤駿(右)(共同)

男子で優勝し、ポーズをとる佐藤駿(右)(共同)

―祝福の声も届きましたか

主にスケーターから。埼玉の子からは「おめでとう」とたくさん来ました。

―鍵山選手などからもきましたか

あ、そうですね。(三浦)佳生からまず真っ先に。いつも早い。佳生が一番早かったです。

男子で優勝し、GPファイナル進出を決めた佐藤駿(中央)(共同)

男子で優勝し、GPファイナル進出を決めた佐藤駿(中央)(共同)

―日下コーチからは、昨日の演技について何か話がありましたか

まずは「良かったね」と。あとはステップの部分だったりが、レベルの取りこぼしが少なかったので、ステップでレベル4を取れたり、コレオで加点が前よりもたくさん付いていたり。「そこはすごくよかったね」って話していました。

―GPファイナルまで、ここを手直しして臨みたいというのはどのような点ですか

残り1週間ぐらいで、もっとプログラム全体で磨ける部分がたくさんあったかなと動画を見て思いました。最初はちょっと動きが硬かったかなと思ったので、もっと大きく動けたらよかったなと。そこをファイナルでは頑張っていきたいです。

―今季はGP初優勝を目標に置いていました。どのような意図があったからですか

そうですね。今まで2位、3位が多かったので、やはり高みを目指すと。もちろん、優勝は誰しもが目指すところではありますし、今シーズンは絶対にどこかのグランプリシリーズで優勝したいと思っていたので、そこで優勝することができたのが良かったと思います。

―ずっと2位、3位が続いていた時、ご自身の中で「何とかしないと」という気持ちがありましたか

2位で満足していたらダメだなって、言い聞かせていました。やはり目指すのであれば、1位だなとずっと思っていました。

一夜明け取材を終えてポーズを取る佐藤(撮影・阿部健吾)

一夜明け取材を終えてポーズを取る佐藤(撮影・阿部健吾)

―今季はほかにどのような目標を掲げていますか

もちろん、全日本の優勝と世界選手権でメダルを取ることが目標なんですけど。あと今シーズンは、4回転の4本構成に挑戦するので、その構成でノーミスの演技をすることが、直近の目標かなと思っています。

―フリー後には、1日に4回転ルッツを10本跳ぶこともあると話していました。ケアの面で自分なりに気を付けていることや変えていることなどはありますか

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2008年入社後にスポーツ部(野球以外を担当します)に配属されて17年。25年4月に初の異動で野球部へ配属となりました。競技経験はありませんが、現在は息子が通う少年野球チームで“球拾い”コーチとして奮闘中。記者としても、様々な話題を拾います。ツイッターは@KengoAbe_nikkan。二児の父です。クラフトビール好きです。