深井一希なら乗り越える…「不屈」と呼ばれる27歳は4度目の致命傷にも前を向いた
J1北海道コンサドーレ札幌MF深井一希(27)は「不屈の男」と呼ばれている。
左右の膝の前十字靱帯(じんたい)断裂という選手生命も危ぶまれる大ケガからの復活を、過去3度も果たしているからだ。そして今、4度目の逆境を乗り越えようとしている。
サッカー
「音で分かった」右膝前十字靱帯の断裂
聞きたくない音が体内で響いた。9月15日の練習中だった。ミニゲームでボールを追った。接触などがあったわけではない。
だが「音ですぐわかった」。
そのままピッチから退いた。覚悟していたとおりの診断だった。
右膝前十字靱帯を断裂。
右膝は2度目、左右合わせて4度目。同20日に手術を受けた。全治8カ月。来年夏の復帰を目指すこととなった。
負傷から1カ月がたち、こう振り返った。
「あのシチュエーションで痛めるなら、いずれどこかのタイミングで痛めていたと思う。それ以上に左足がずっと痛くて、かばってプレーしていた。それでもチームの状況も状況だったので、何とか途中出場でも勝ち点を取るためにって一心で戦っていた。正直、これで左足を休められるなって少しほっとした部分もあった。だから意外と冷静だった」
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北海道札幌市生まれ。2013年から高校野球などアマチュアスポーツを担当し、2016年11月からプロ野球日本ハム担当。
2017年12月から北海道コンサドーレ札幌担当。冬季スポーツの担当も務め、2022年北京五輪ではノルディックスキー・ジャンプや複合を取材。
