東海地区の公営ギャンブル担当としてうれしいニュースが届いた。先月19日、ガールズケイリン116期の卒業記念レースで鈴木樹里(19=愛知)が見事に優勝を飾った。

豊橋競輪はいち早く、ガールズケイリンに着目。選手育成プロジェクト・T-GUP(Toyohashi Girls-keirin Upbringing Project)を立ち上げ、110期の大谷杏奈ら現在8人の現役ガールズケイリン選手が活躍している。

T-GUPは元選手の大竹広治さんら専門家が日々のトレーニングメニューを作成し、開催や、選手の練習の合間にバンク等でトレーニングを行う。訓練費は無料。女子専用のシャワー室も完備され、練習環境は最高だ。

来年5月入学の競輪学校120期生の試験合格を目指し、今月からトレーニングに励むT-GUP7期生として3人が合格。その中にはテコンドーや、ソフトボールの実業団で活躍した選手も含まれる。ガールズケイリンの底辺拡大にも一役買っている。

豊橋はミッドナイト、ナイターがスタートし、来年2月には全日本選抜が開催される。全国でも話題の競輪場の1つだが、地道な育成が花開き、今後はガールズケイリンの中心地としても注目を集めそうだ。藤沢英樹豊橋競輪副所長も「鈴木樹里さんの存在が、今の選手にも刺激になると思う。さらに華やかになってくれればいいですね」と大きな期待を寄せる。豊橋競輪、ガールズ選手の活躍から目が離せない。