過日、丸亀のGW戦を取材した。その前節でデビュー初優勝を飾った西岡顕心(22=香川)が連続参戦。注目していた。

初日からいきなり3連勝。優勝戦1枠までたどり着いたが、連続Vならず2着惜敗。それでも大きな可能性を感じさせた。


西岡顕心(2024年5月8日撮影)
西岡顕心(2024年5月8日撮影)

西岡はオフロードバイクのモトクロス四国王者という経歴を持つ。「父がモータースポーツ好きでバイクもボートも好き。僕はバイクをやらせてもらっていた。全日本チャンプを目指していた」。バイクレースはお金がかかる。父は会社員。資金繰りには苦労したという。「お父さん、周囲の企業の社長さん、スポンサーさんとか、いろんな方のサポートでぎりぎり、全国を回っていた」。プロライセンスも取得したが、ボートレースに転向した。

「高3の時、このまま続けていいのかと…。モトクロスを辞めるのではなく、生かそうと。ステップアップと考えた」。養成所に入り、香川支部初のチャンプとなりデビュー。片岡雅裕に師事し腕を磨く日々だ。

モトクロスで培ったスピードターン、バランス、勝負強さは生かされている。「ターンの体の使い方、舟が跳ねた時のリカバリー、感覚的な部分で強みはある。モータースポーツで食っていくという夢がかなった。天職だと思っている」。

弟・蒼志も29日丸亀でデビュー予定。「弟は全日本チャンプです。モトクロスをあれだけできれば、センスはある」。

バイクからボートへのサクセスストーリー、西岡兄弟がどう紡いでいくのか楽しみでならない。