女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回、紹介するのは西橋奈未(21=福井)です。デビュー4期目、着実に力を付けている三国のフレッシュルーキーは、新撰組に心を奪われる“歴女”でもあります。夢はボートレース界に名前を語り継がれる存在となること。今後の飛躍が楽しみな彼女の素顔をのぞいてみましょう。
- ボートレース大好き!新撰組大好き!な西橋奈未
-ボートレーサーになったきっかけは
西橋奈未 高校が工業高校で、機械システム学科だったんです。女子は私1人だけでした(笑い)。そこで学んだことを生かした仕事をしたいなと考えているときに、両親と三国ボートへ遊びに行きました。それがボートレースとの出会いです。それからペアボートに乗って「自分で運転したいな。水面を走って勝ちたいな」って思いました。
-学生時代のスポーツ経験は
西橋 弓道です。団体で県3位までいきました。ボートレースとの共通点があるとすれば、精神面ですね。大事なことは練習したことをいかに、本番で出すことができるか。両方とも自分自身との闘いだと思ってます。
- 学生時代は弓道で活躍(本人提供)
-デビューから4期目に入りました。ここまでを振り返って
西橋 最初の頃はスピードの差に付いていけるかどうかが不安でした。でも、初勝利を挙げてから周りの見え方が変わってきました。漠然とではなく、天候など、その時の状況をしっかり考えて走るように心がけてます。あこがれのレーススタイルは3周2Mまであきらめないで走ることです。
-歴史が大好きだと聞きました
西橋 はい、歴女です(笑い)。中学時代の歴史の授業がすごく面白かったんですよ。それで興味を持ちました。好きな時代は幕末の新撰組のころですね。
-もしかして、好みの男性のタイプは新撰組の中にいる?
西橋 沖田総司がすごく好きなんですが、土方歳三みたいに、新撰組を最後まで背負って戦い続けた生き様もかっこいい。新撰組はみんな大好き。おとこ気があって、志を通す姿勢がいいですね。
- 6歳上の姉(左)と旅行中の1枚(本人提供)
-休日の過ごし方は
西橋 京都へ足を運び、史跡巡りに行くことや、同期と遊びに行くことが多いですね。最近、はまっているのがロックバンドのSPYAIR。よくライブに行ってます。
-今後の目標は
西橋 身近ではA級になることです。大き過ぎる夢はボートレース界に名を刻みたい(笑い)。いろんな人から西橋奈未という名前が飛び交うような選手になりたいです。
- 同期の福岡泉水(右)と富士急ハイランドで(本人提供)
-最後にボートレースの魅力とは
西橋 他のスポーツと違って、みんなが同じスタートラインから始まる競技。男子を相手に女子が平等に戦うことができる。こんな素晴らしい競技はないと思います。是非、レース場に見に来てください!
※次回は7月10日更新予定
◆西橋奈未(にしはし・なみ)1996年(平8)7月19日、石川県生まれ。石川県立工業高校を卒業後、119期生として16年11月の三国でデビュー。初勝利は17年4月の鳴門。昨年の獲得賞金は612万9000円。。155センチ、46キロ。血液型B。