女子レーサーの素顔に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は喜井つかさ(32=岡山)を紹介する。

幼いころから父に連れられ、なじみのあったボートレース。高校生の時に将来を考えた際、父の勧めもあってボートレーサーになることを決意した。柔らかい表情で、ふわっとした印象のある彼女だが、レースでは攻撃型。そんな喜井の素顔に迫る。


喜井つかさ
喜井つかさ

-学生時代はスポーツをやっていた

喜井つかさ(以下喜井) 小学生から高校生までは、バレーボールをやっていました。小学生の時は県で2位でした。強いチームだったので小学生の時が一番頑張っていましたね。

-ボートレースの印象や影響を受けた部分

喜井 児島に住んでいたのもあって、ボートレースは身近にありました。父が好きだったので、一緒に連れていってもらっていましたね。音がすごいと思ったのと、水しぶきとか、そのあたりが印象に残っています。

-養成所の試験を受けた思い出

喜井 1度、中学を卒業したのと同時に受けたことがありました。その時は駄目だったので、とりあえず高校は通うことにしました。そして将来のことを考えた時に、父の勧めもあって、もう1度、受けようと思いました。

-やまと学校(現ボートレーサー養成所)ではどんな感じ

喜井 いいも悪いも、すべてが思い出ですね。いつやめさせられるかと思っていました。ペラ調整もできないし、操縦もうまくなかったので、ずっと最下位を争っていました。卒業後は、選手になれたことに満足してしまっていたので、最初は全然、駄目で下手過ぎました。水神祭も同期では最も遅かったです。

-プロになってからの心に残る思い出

喜井 初優勝(14年10月大村の一般戦)ですね。その初優勝が最高にうれしかったです。


カフェで仲間とひと息
カフェで仲間とひと息

独身時代は支部の仲間と旅行を満喫
独身時代は支部の仲間と旅行を満喫

-独身時代は誰とよく遊んだ

喜井 守屋美穂さん、樋口由加里さん、赤井睦さんの4人で遊んでいました。北海道に行った思い出もあるし、何かあればよく会っていました。また、小野生奈さんとも2人でよく遊んでいましたね。今でも連絡は取り合っています。

-今はプライベートでどんな過ごし方をしている

喜井 4歳の男の子と1歳の女の子がいます。子どもたちと一緒に遊んでいることが多いです。最近、出かけられていないので、キャンプデビューしたいと考えています。

-子どもたちはやっぱりかわいい

喜井 疲れて帰っても、(疲れが)吹き飛ぶくらいかわいいです。さみしい思いをさせている分、レースで頑張らないと、と思っています。


大好きな愛息、愛娘と外で遊ぶ
大好きな愛息、愛娘と外で遊ぶ

-最後にボートレースの魅力を

喜井 自分も音とか水しぶき、スピードを初めて見た時は「うわー」って、すごいなってなったので、そこを見てほしいですね。男女関係なく戦えるのも魅力です。

※次回は7月12日更新予定

◆喜井つかさ(きい・つかさ)1990年(平2)1月14日、岡山県生まれ。103期生として08年11月に児島デビュー。今年の獲得賞金は480万8000円(5月31日現在)。159センチ、48キロ、血液型B。