【予選サバイバル】

 予選ラストの4日目12Rはハイパワー&スピード対決の激アツ番組となった。1号艇は賞金ランクトップの石野貴之だ。3日目10Rはスタートで後手に回り、まさかの6着。それでも「足は全部いいです。特に出足」とパワーは健在。5R5号艇との2走に、「準優には乗りたい。乗ればチャンスなので」と口元を引き締めた。

 石野の強敵となる篠崎仁志は、もやもやを吹っ切った。序盤は当地久々の影響か、ややちぐはぐなレースぶりだったが、3日目9Rの5コース豪快まくりで覚醒した。「出てるように見えないレースばかりだった。足は文句なし、ずっと良かったんです」。やっと結果がかみ合い、気分良く勝負駆けに臨む。

 一方で賞金ランク46位、チャンレンジカップ出場の勝負もかかる池田浩二は、2走17点ノルマを残す。「整備したけどどうかな。伸びがない」。整備効果とテクを頼りに活路を見いだす。【窪寺伸行】