【古村亮・オレに任せろ】

 ◆12R・優勝戦 

 準優は、進入が乱れた11、12Rでインが敗れた。11Rは予選トップ通過の久田敏之がフライングで脱落。12Rは今垣光太郎が逃げ切りに失敗した。優勝戦もコース取りから激戦必至。最後は白井英治で勝負する。

 優勝戦のキーマンは深川真二だ。「6コースでも、80メートルから起こす」と、いつも通りの前付け宣言。対する白井はどうするか。基本は枠主張のようだが、「勝てるコースをチョイスする」と柔軟に対応する。いずれにしても魚谷智之にとって、楽なイン戦になるとは到底、思えない。

 結論は白井の2コースだ。理由は、足の仕上がりが2コース向きだから。準優で対戦した今垣が「差されるような走りをしていないのに…。白井君の方が出足、回り足はいい」と証言した。回ってからグッと出ていく足は、冷え込んで抜群の域に達している。

 さらに最終日は台風22号の影響で、水面が荒れる可能性もある。握る展開で大敗リスクも高い3コースより、2コースから確実に差す方がV確率は高まる。

 白井が差し切るとみれば、イン魚谷は先マイで残しているはず。(2)から(1)の2、3着流し8点で締める。