船岡洋一郎(34=広島)が2コースから差し切り、8月大村以来となる通算12度目の優勝を飾った。4カドから攻め込む石倉洋行に対して、イン一宮稔弘が抵抗。ぽっかり空いた内を素早く差して、一宮の猛追も振り切った。

5日目に伸びを求めて、キャブレターとキャリアボデーを交換。だが効果は見られず、元に戻した。「戻したけれど良くなかった。ここでも下がっていた」。それでも「展開が向いた。2コースだったのも大きかった。一宮さんが戻ってきても、ミスをしなければ大丈夫と思ってました」とほおを緩めた。

今年の優勝は、これで5度目。来年のSGクラシック(22年3月16日~、大村)が見えてきた。「もう1回、ですね。そのためにも、まずは優出したい」と口元を引き締めた。次走、15日からの芦屋一般戦でも注目だ。