特選は鐘前スパートの松谷秀幸が主導権を取った。最後は山本伸一にまくられたものの、4着に粘り込んだ内容は悪くない。

 松谷は「ずっと踏みっぱなしできつかった。自分の距離じゃない。3日分の足を使いましたよ」と苦しそうな顔で引き揚げてきた。準決10Rは仕掛けの早い高橋和也、池田勇人が相手。「どちらが駆けるかがわからないから、組み立てが難しい」と思案顔だったが「自分が行くかもしれませんよ」とけむに巻いた。