メインコンテンツ
展望
中部作戦で浅井康太の連覇が有力
弥彦競輪・開設67周年記念のG3「ふるさとカップ」が、7月29日から8月1日まで開催される。シリーズの中心となるのは、近況復調気味のオールラウンダー浅井康太。ラインの盟友・竹内雄作を目標に大会連覇を目指す。追加参戦の木暮安由、稲垣裕之もV争いに加わり、好勝負は必至だ。
稲垣裕之ら近畿勢もメンバー充実
新田祐大と平原康多の欠場により勢力図が大きく変わりそうだ。
流れが向きそうなのは中部勢。浅井康太はいざとなれば自力もあるが、果敢先行の竹内雄作がいるのが心強い。近畿ラインも稲垣裕之、山本伸一、椎木尾拓哉と充実した顔ぶれだ。組み合わせによって並びは変わるが、中近連係がうまくいけば他のラインを脅かす勢力になる。
木暮安由も総合力では遜色ない。基本は的確な位置取りからの自力勝負だが、吉田拓矢、横山尚則と一緒になる場面では追い込み勝負で勝ちにいく。地元の諸橋愛はシリーズを通して番手回りになる可能性が高く、V奪取に挑む。
南関ラインは調子が上がってきた根田空史、渡辺雄太が機動型のツートップ。ここに中村浩士や新田康仁らが続いて強力なラインを形成する。
北日本勢は成田和也が中心的存在。機動型の坂本貴史や佐藤友和を目標に、上位進出を目指す。
若手の注目選手は107期の山岸佳太、取鳥雄吾や109期の竹内翼だ。思い切りのいい先行で活躍しており、波乱を巻き起こす可能性は十分ある。