【藤代信也のGP・3番勝負】

 4人が自力で動いてくる中、逃げ1本に懸けるのは稲垣裕之だ。勝負どころで油断したり、余計な足を使ったりしない限り、最終ホーム先頭通過が有力。村上義弘が番手絶好の展開になる。

 一見するとライン2車で不利。ただ、何でもできる村上の後ろは魅力ある位置だけに、単騎の浅井康太、園田匠が放っておくまい。3~4人で並んだら、強力布陣の関東勢に対抗できる。浅井に後ろから早めの仕掛けを打たれると危険だが、村上には最終兵器の2段駆けがあり対応可能。後続のもつれを尻目に押し切り十分だ。

 相手はスピード上位の新田祐大。彼が飛んでくる時は大抵、マーク選手をちぎってくるので、村上との力勝負になる。武田豊樹に乗る平原康多も決め手は鋭く、逆転まで一考。浅井、園田、神山雄一郎を連対候補に挙げたい。

 3連単は(9)-(2)(8)(6)(1)-(2)(8)(6)(1)(3)を本線に、(2)(8)-(9)-(2)(8)(6)(1)(3)を押さえる。