連覇を狙った浅井康太は仕掛け遅れ、最後に外を伸びたものの3着に終わった。レース後は悔しさをかみ殺したままローラー場に一直線。周囲を遮断するように頭からタオルをかぶってクールダウンを続けた。

 ようやく報道陣の前で口を開き「去年は優勝してうれし泣きしたけど、今回は人生で初めて悔しくて泣いた」と心情を明かした。もちろん、優勝しか狙っていなかった。「自信はあったけど、それ以上に周囲が強かった。でも、競輪祭後もしっかり練習ができた。来年は初めから頑張りたい」とリベンジを誓った。