前場所の函館ナイターから中2日で参戦の松田直也(34=大分)が元気いっぱいだ。予選4Rは打鐘すぎ3角で前団をたたいて先制。ルーキー・太田将成の6番手まくりを浴びたが2着に粘り込み、「師匠の父■文氏・35期引退)から『勝ちを意識して走るな』と。それに力を出し切らないと練習している意味がない。ただ、疲れた。練習と調整不足だからね」と言って大粒の汗をぬぐった。

■文氏は卒業記念を制し、同期の中野浩一氏と競い合った名レーサー。函館では解説の高村敦氏(35期・引退)や藤巻昇氏と会食して「現役時代の父の話を聞いた」と刺激をたっぷりと受けた。準決7Rは、宮本隼輔の番手。自慢のタテ足で追う気構えだ。

※■は隆の生の上に一