渋谷海(22=北海道)は複雑な1着だった。

4Rは東隆之が前攻めの渋谷をたたいて主導権奪取。じっくりと流し、渋谷を翻弄(ほんろう)しながら先行態勢。最終的に4番手につけた渋谷がまくり追い込む形で頭まで届いた。

渋谷は「初めての500バンクでどう動いていいのか分からず難しかった。せっかくラインが長かったのに申し訳ない。もっと早く行けば良かった」と反省の言葉が口をついた。「1着はうれしいけど、競輪では負けた」と唇をかんだ。