山根将太(24=岡山)は身長176センチ、体重75キロと線が細いイメージがあるが、それを覆すほどの実績だ。アマチュアでも数々の競技記録を樹立。千葉のPIST6にも興味を示すが「まだカーボンフレームを買う余裕がない。もう少し稼いでからですね」と苦笑い。

「プロを目指したのは大学4年の時」と言うが、本格デビュー後8場所中(企画レースを除く)、2着2度以外は全て1着。9月名古屋、前回の広島で6連勝。今回は上野雅彦、吉田有希に続く3人目のS級特昇シリーズとなる。

「師匠(佐伯亮輔)からは自由にやれと言われているので、今は出身地の鳥取で稼働練習を中心にやっています。地方なので練習環境は言うことないです。なので、レースも自分のイメージ通りにできている」。練習も実戦もストレスなくできているのが好調の大きな要因だ。

現在の85点はチャレンジを含む仮の点数。実質は10点上乗せしてもいい実力。初日予選8Rは、相手ラインを蹴散らして、さらに連勝を積み重ねる。