今シリーズは、4人のルーキーが出場した。3人は今回が本格デビュー戦だったが、地元の高本和也(25=神奈川)だけは2場所目。そのせいか、他の同期生よりもレース運びが落ち着いて見えた。

準決4Rは後ろが競りになったが、ペースを乱すことなく逃げ切った。5走連続で最終バックも取り「地元だし、連勝で決勝に乗れたのは良かった」と満足顔だ。

決勝8Rのライバルは、同じ121期の中釜健次。「学校(選手養成所)時代は中釜君の方が強かった。でも、地元だし優勝を狙いたい。先行だけにはこだわらず、考えて自力です」と初Vに意欲を燃やした。