宇佐見優介(28=福島)が予選1Rの115期対決を制した。同期の徹底先行・土田武志と、まくりを得意とする南蓮とのライン3分の戦いだった。

宇佐見はまくりと好位飛び付きの両面策だったが、土田の押さえ方がゆっくりだったため「番手勝負」に決めた。土田番手の宇賀神浩幸を俊敏にさばくと、ゴール前はしっかり差し切った。

「番手飛び付きは現状の中で力を出し切るための作戦でしたが、周囲の動きも見えていたし勝てて良かった。ただ、前回の立川決勝を走って、今の力では上位陣と戦えないと痛感した。得点を上げていくためにも、もっと力をつけたい」。将来を見据えての脚力アップを課題に上げた。