オールドルーキー藤岡徹也(34=兵庫)が初登場の西武園で完全Vを目指す。準決4Rは自身の後位が激しい取り合いになる中、楽々と逃げ切り快勝。「後ろがどうなっているのかよく分からなかったですが、足の感じはいいです」と笑顔で振り返った。

高校から自転車のロードレースにいそしみ、約10年間、自転車販売店でサラリーマンとして働いていた経歴の持ち主。それでも選手養成所に一発合格したように、競輪選手としての素質も兼ね備えている。「ずっと100キロ、200キロといった距離を乗る競技をしていたので、スピードが課題。競輪選手養成所時代は苦労しました。でも、卒業してからだいぶそれも付いてきたような気がします」と言う。チャレンジ決勝は臼井昌巨を連れて、同型をねじ伏せるか。