年間3冠を狙った古性優作(31=大阪)は果敢に先行したが5着に敗れた。

赤板で新田祐大が率いる北3車を押さえて先頭に出ると、後続が来ないとみてそのまま踏み上げ先制。番手稲川翔のブロックもあって逃げ切るかに見えたが、最後に空けた内を新田に抜き去られた。「これ行けるんちゃうん? と思ったんですけどねえ」と逃したタイトルに渋い表情。「赤板過ぎには(先行しようと)。嫌な距離じゃなかったんで。もうひと粘りでしたね。外線を外したのが全て。G1で外したら駄目ですよね」と、頂上決戦でのわずかな隙を悔やんだ。ただ、グランプリ王者として、負けても納得の走りは見せられた。