準決11Rは、和田健太郎(42=千葉)が大混戦の直線真ん中を鋭く突き抜け、準決10Rの古性に続き3連勝で決勝に進出した。2着に地元の諸橋愛、3着に最後尾から大外をまくり追い込んだ河端朋之が入った。

打鐘前2角から真杉匠-諸橋で先制。最終ホームで郡司浩平は三谷竜生にキメられて3番手を奪われたが、和田が迎え入れて中団は死守。後方からロングまくりを打った渡辺一成-守沢太志が真杉をとらえると、諸橋は切り替えて守沢と絡み、4角は大いにもつれた。郡司に託した和田は最内のコースを踏むと、きれいに空いた直線を力強く伸びた。

勝った和田は「浩平が行ってくれているのと違う方をと思っていた。すごく調子がいいという感じは本人的にないが、ここまでくると、調子悪いとなると他の選手に失礼。完全V? まず決勝に乗れただけでもすごく頑張っていると思う」と笑った。

2車単(2)(4)は3310円、3連単(2)(4)(8)は4万3560円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)