努力に勝る天才はいない。20年目に入った渡部幸訓(40=福島)が、うれしいG1初決勝入りだ。

準決12Rは、小松崎大地のまくりに必死で食い下がって2着。「前が遠く見えたので、小松崎さんは届いても、自分が届くかは半信半疑だった。最後は思い切りハンドルを投げました」。

コツコツ型で派手さはないが、今ではG1にいるのが当たり前の選手になった。決勝12Rは福島ラインの3番手から爪痕を残す。