2予12Rは古性優作が3着に敗れる波乱があった。2日目に取り上げた福田稔希が、迷いのない先行でレースを動かした。ラインの先頭の選手が、古性のところだけは早めに越えなければ勝負にならないとの思いが、逆に古性にとって逆風となった。しかし、キレはいまひとつでも存在感で勝負できるのは、これまでの積み重ねだろう。

2予11Rまで、地元三重勢は全滅状態。最後のとりでが浅井康太-柴崎俊光だった。柴崎は「初日に岩井に付いたから、今日は有利に働きました」と安堵(あんど)の表情でインタビューに答える。「浅井の動きが、こんなん(ハンドルを引いたり押したりして表現する)やったから大変だった」と報道陣を笑わせた。先頭の岩井芯は「(格上の選手に任される)プレッシャーも、ちょっとずつ慣れてきた」ようだ。

ヤマコウは2予2着の岩井芯に準決でも期待をかける
ヤマコウは2予2着の岩井芯に準決でも期待をかける

初日、2予と打鐘から仕掛ける展開だったが、危うくも見えた。しかし「前が駆けていたのできつかっただけで、調子に問題はない」と、ネガティブな要素を払拭(ふっしょく)する。

層の薄い中部で岩井にかかる期待は大きい。その中で、逃げて勝ち上がったことに価値がある。「浅井さんのおかげ」と謙遜するが着実に成長している。準決10Rも、棚瀬義大の前で勝ち上がってこそだ。