「ROAD TO グランドチャンピオン」の第3回は、今大会の舞台である徳島・鳴門ボートを紹介する。難水面として知られ、インが絶対有利ではないレース場だ。残念ながら地元選手の出場はならなかったが、今回は市橋卓士選手が勝手知ったる水面を解説してくれた。

 -鳴門と他場での違いを教えてください

 市橋卓士 1800メートルないような気がするんですよね(笑い)。走っていて短く感じるんです。横が狭いし、縦もダッシュの場合、あんまりスタートができないんです。全体的に狭いです。狭い分、広いレース場と比べると6コースからのまくりは届きやすい。戸田と似た感じで、締めていけば1Mまで近いですから。2コースは多少、狭さを感じるけど、そこまで難しくないです。

 -6月の風向きは

 市橋 夏場は大体、向かい風。向かい風が吹けば、まくりが決まるという感じはあります。ダッシュが利くし、自分が4コースカドならスタートは行く気になりますね。

 -新スタンドになってレースに影響は

 市橋 新しくなった直後は、まくりが多くなったと感じましたが、今はまたインが強くなっています。スタンドが小さくなった分、風の影響を受けやすくなっています。南風(ホームに対して横風)になると、水面がぽちゃつくようになりました。基本はイン有利の水面だけど、ダッシュからでも狙えるレース場だと思います。【古村亮】

※明日は注目選手上