高木真備がガールズドリームレースを制した。打鐘先行の児玉碧衣を中団外並走からまくる小林優香にうまく飛び付き、最後はタイヤ差で差し切った。高木は「気持ちを強く持っていこうと決めていたおかげ」と写真判定の激戦をものにした。一方、ゴール寸前でVを逃した小林は「道中、ビジョンでほかの選手の位置を確認する余裕はあった。でも、最後の踏み直しが…」と唇をかんだ。

 高木は昨年のオールスター開催時のガールズケイリンコレクションを初制覇して悲願のガールズグランプリ(GP)初出場を果たした。「自分の中で思い入れが強いレース」と連覇をかみしめた。選考用獲得賞金1369万2000円でランキング首位。2年連続のGP参戦を確実にした。