【大野義孝のオレに任せろ】

 3日目は良走路で争われた。荒尾聡がただ1人の3連勝を飾った。4日目は後半4個レースで準決勝が行われる。「オレに任せろ」の大野義孝は9Rの中村雅人のさばきを本命に推す。10Rは青山周平の全速戦、11Rは鈴木圭一郎のパワー駆け、12Rは荒尾聡のスタート速攻が中心となる。

 【9R】追い巧者・中村雅人のさばきに期待する。15年はMVPに輝き、16年は史上5人目のグランドスラムを達成するなど輝かしいキャリアの持ち主だ。

 だが、今年はけがで2度の欠場を余儀なくされた。昨年末のスーパースターで落車し、右上腕骨骨折の重傷。4月中旬の一般戦で約3カ月半ぶりに復帰したが、5月31日の伊勢崎G1初日に落車(他落)して、右手薬指骨折など負傷。8月伊勢崎SGグランプリで再復帰し今大会は4節目となる。「レース勘はちょっとずつ戻ってきた。休んだ分だけ、じっくりあせらずいきます。3日目(3着)は乗り手ですね。攻め切れなかった」と反省。だが、復活への足音は力強い。

 今大会は車を乗り替えた。「前の車より全然いい。後半のたれがない。天気が変わっても、ほぼ同じセットで3日間の練習の感じが変わらない」と好感触。

 飯塚の相性はいい。「他場に比べて跳ねない」と足周りが合っている。飯塚は前回(昨年9月)は優出を外したが、14年の日本選手権から7連続優出(SG2回、G11回優勝)していた。

 対抗は勝負強い永井大介の攻撃力だ。篠原睦、吉原恭佑、岩見貴史の一撃も怖い。(3)=(6)から(8)(4)(2)。