「バック1本の自分に3車付いてくれた」。桜井正孝(30=宮城)が予選7Rで打鐘後先行のハッスルぶり。最後は増原正人のまくりに屈したが、完璧マークの平沼由充を振り切って2着に逃げ残った。

 自在に戦っている桜井だが、先行もあっての自在選手だ。「96点(増原)に抜かれているようじゃ、先行は向いてないや」と自虐気味に笑ったが、「2着じゃ、やった方でしょう。奇跡に近い」とまんざらでもなさそうだった。

 中3日でも練習量は落とさず「先行の代償は大きい。残り2日の足は残ってない」と愚痴も飛び出した。しかし、いざレースになると同型が嫌がる泥臭い運びができることが持ち味だ。準決も目が離せない。