ボート界の頂上決戦、SG第32回グランプリ(19日~住之江)、プレミアムG1第6回クイーンズクライマックス(28日~大村、シリーズ戦は26日から)の出場メンバー、選手情報を届ける。

<白井英治(41=山口)GP賞金4位>

 怒濤(どとう)の優出ラッシュだった。若松メモリアルで準優勝すると、そこから6節走って5回優出。地元の下関周年では圧倒的な強さで優勝した。好調の要因は減量だ。メモリアル以前は54キロだったが、最近は51キロをキープ。エンジンも出るようになった。「減量当時はきつかったけど、今は体も慣れた。リラックスして行けている。自分の思い通り順調に来ている」。心身共に万全の状態でグランプリ2ndから登場する。勢いなら18人の中でもトップクラス。黄金のヘルメット戴冠へ機は熟した。

<寺田千恵(48=岡山)QC賞金4位>

 第1回からただ1人、6大会連続出場する。20年以上も女子のトップクラスで活躍して「テラッチ」なくしては女子ビッグレースを語ることは出来ない存在だ。今年は「特別に調子がいい時期はなかった」と言うが、賞金4位が示すようにしっかり結果は残してきた。クライマックスは過去5回で3回優出しているが、まだ頂上に届いていない。「大会が始まると熱くなる傾向がありました。今年はF持ちなので、冷静に周囲を見ながら臨みます」。それができた時、テラッチの大願が成就する。

※明日はGP&QC賞金3位