荒れた水面と同様、準優も一筋縄ではいかなかった。

 レースは2周で行われ、ただ1人逃げ切った桐生順平(31=埼玉)が優勝戦の1枠をつかんだ。「スタートは全速。1Mは舟が返ってきた。悪くないのは確かだけど、この水面で正味の足は分からない。正直、気になるところも分かりません」。調整面では手探りの状態だが、19号機は劣勢のムードもない。好枠を味方に逃げ切り、次節のグランプリに弾みを付けるか。