9Rのブロックセブンは中川誠一郎(38=熊本)が最終2角6番手まくりで制した。「志智(俊夫)さんが番手から出たので苦しかった。でも意外と足が持ってくれた」と白い歯を見せた。

 レース後には自力型からの“引退宣言”が飛び出した。「これからは、なるべく人の後ろに付いてのレースを勉強していきたいと思っています。自力でG3、G1を勝てたので、今度は追い込みで勝ちたい。一から勉強していきたいと思います」と脚質転換を明言した。目指すのはタテ足を生かした自在型。「今の競輪界は強い人は新田(祐大)以外、みんな自在型で安定感がある。(自分の)心は『追い込み』です」とアピールしていた。