【大野義孝のオレに任せろ】

最強レーサーがSG2度目の完全優勝&大会3連覇にチャレンジする。「オレに任せろ」の大野義孝は、12R優勝戦で迷わず鈴木圭一郎(23=浜松)を本命に推す。トップレベルの車に仕上がり、準決12R同様、1枠からスタート速攻を決めて、7度目のSG制覇を飾るとみた。

鈴木が、大会3連覇&7度目のSG優勝をパーフェクトVで飾るとみた。16年10月の当大会(川口)でSG初制覇を飾り、SGVを着実に積み重ねてきた。SG完全Vは、史上初のSG4連覇を達成したとき、その中の日本選手権(浜松)で1度経験している。

今大会も安定感抜群のレースぶりだ。初日12R(良走路)はS4番手に付け、2周3角で首位。2日目12R(良走路)はS3番手に付け、2周1角でトップ。3日目12R(ぶち走路)は3枠からトップSを決めて逃げ切った。4日目の12R準決は、1枠からS速攻を決めて4連勝。Sは切れに切れまくっている。攻めも素早く、速攻を連発している。

優勝戦の枠番選択は、いの一番に1枠を指名。「理想は2番手Sから、やっつけるレースをしたいけど、今回はそこまで余裕がありません。それに、今まで2番手Sでやられてきた。車は逃げる分には問題ないから、1枠を選びました」と説明した。

最後の車の仕上げに全力を注ぐ。準決の手応えは良くなかった。シリンダーを入れ替えて調整する。滑りと跳ねもあり、タイヤ交換とフォークを換えて足周りも修正する。

対抗は佐藤。勝負どころでのS力は抜群だ。中村のさばき、加賀谷の機力、篠原の一発も侮れない。(1)=(5)から(4)(2)(3)で勝負。