「西田(靖)さんスペシャルは卒業しました」。鈴木勝博は、強パワーの塩田雄一を競り落とし2着を確保した9R後、そう言った。

鈴木のエース57号機はお盆シリーズで西田が独自のペラ調整で仕上げた。以後今の地位を確立したが、ペラはほぼ西田独特の形のまま。それを鈴木は熟考の上、たたき変えた。「自分の形にしても足はいい。レース足が来て、つながりで伸びる」。準優10Rは4カド有望な鈴木の攻めに注目したい。