競輪祭を制した浅井康太(34=三重)が凱旋(がいせん)レースに臨む。

グランプリ出場選手は12月の出走を免除されるが、あえて出場を決意した。地元G3だからという理由に加えて、もう1つ大きな意味合いがあった。今年2月、G1全日本選抜で2予を4着に敗れて途中欠場。浅井は「そこで迷惑をかけたので、そのリベンジするつもりで出場した」と話す。出る以上、狙うはもちろん優勝のみ。6日制の長丁場の後だけあって「実際、1週間、練習していないのと同じ。でも、みんな条件は一緒だから」。特選12Rは「中近連係」(浅井)と稲毛健太を目標に、完全Vのスタートを切る。